前提条件としてソフトはインストール済み、データベース、テーブルはすでにあるものとして話を進める。
Microsoft Visual Studio Community 2019
SQL Server 2019 Express
この記事では以下の構成のDBを使用して説明する。
プロジェクトの新規作成
「新しいプロジェクトの作成」を選択する。
「新しいプロジェクトの作成」を選択する。
「新しいプロジェクトの構成」で以下の項目を入力する。
プロジェクト名:「MyWebApp」
場所:「C:\Source\」
※ソリューションルートフォルダが「C:\Source\MyWebApp」となる。
ソリューションとプロジェクトを同じディレクトリに配置する:有効
プロジェクト名:「MyWebApp」
場所:「C:\Source\」
※ソリューションルートフォルダが「C:\Source\MyWebApp」となる。
ソリューションとプロジェクトを同じディレクトリに配置する:有効
「Webアプリケーション(モデル ビュー コントローラー)」を選ぶ。
プロジェクトの作成が終わり、
「ソリューションエクスプローラー」を開くとファイルの状態が確認できる。
プロジェクトへのパッケージ追加
メニューバー>プロジェクト>NuGetパッケージの管理を選択する。「NuGetパッケージマネージャー」が開く。
「参照」を選び、キーワード入力欄の検索を使って次の3つを探し、画面の指示通りにそれぞれインストールする。
メニューバー>プロジェクト>NuGetパッケージの管理を選択する。「NuGetパッケージマネージャー」が開く。
「参照」を選び、キーワード入力欄の検索を使って次の3つを探し、画面の指示通りにそれぞれインストールする。
Microsoft.EntityFrameworkCore.Tools
Microsoft.EntityFrameworkCore.Design
Microsoft.EntityFrameworkCore.SqlServer
Microsoft.EntityFrameworkCore.Design
Microsoft.EntityFrameworkCore.SqlServer
「NuGetパッケージマネージャー」を閉じる。
「ソリューションエクスプローラー」を開くと追加パッケージの状態が確認できる。
メニューバー>ファイル>すべて保存(または、すべてを保存ボタンを押下し)を選択し、ソリューションを保存する。
「ソリューションエクスプローラー」を開くと追加パッケージの状態が確認できる。
メニューバー>ファイル>すべて保存(または、すべてを保存ボタンを押下し)を選択し、ソリューションを保存する。
スキャフォールディングで DbContext を生成する
メニューバー>表示>その他のウィンドウ>パッケージマネージャコンソールを選択する。
「パッケージマネージャコンソール」ウィンドウが開く。
次のコマンドを張り付ける(※文字列部分は各SQLサーバーの環境ごとに書き換える)。
メニューバー>表示>その他のウィンドウ>パッケージマネージャコンソールを選択する。
「パッケージマネージャコンソール」ウィンドウが開く。
次のコマンドを張り付ける(※文字列部分は各SQLサーバーの環境ごとに書き換える)。
Scaffold-DbContext "Data Source=localhost\SQLEXPRESS;Initial Catalog=MyTestDB;User ID=****;Password=****" Microsoft.EntityFrameworkCore.SqlServer -Tables "UserTable","DivisionTable" -ContextDir DbContexts -OutputDir "DbContexts/Entities" -Force
オプションの補足説明
-Force 既存のファイル上書き
-Tablesテーブル名を指定。"TableA","TableB",...で複数指定可能。省略すると全テーブルに対して操作する。
-Context DBコンテキストのクラス名を指定すると、任意のDBコンテキストのクラス名を指定可能。省略するとDB名から自動生成。
成功すると、以下のように表示される。
「ソリューションエクスプローラー」から追加されたファイルが確認できる。
先ほどと同じく、一旦すべてのファイルを保存する。
DBの接続情報を追記する
■MyTestDBContext.csを編集する。
OnConfiguringメソッド内の接続情報は不要なので削除する。
■MyTestDBContext.csを編集する。
OnConfiguringメソッド内の接続情報は不要なので削除する。
■appsettings.jsonを編集する。
次の様に、接続情報を追加する。
次の様に、接続情報を追加する。
キー名は任意。今回はDB名と同一。
"ConnectionStrings": {
"MyTestDB": "Data Source=localhost\\SQLEXPRESS;Initial Catalog=MyTestDB;User ID=****;Password=****"
}
■Startup.csを編集する。
ファイル冒頭に参照を追加する。
ファイル冒頭に参照を追加する。
using Microsoft.EntityFrameworkCore;
using MyWebApp.DbContexts;
ConfigureServicesメソッドに、以下のコードを張り付ける。 キー名はappsettings.jsonで指定したものに書き換える。
services.AddDbContext<MyTestDBContext>(options =>
options.UseSqlServer(Configuration.GetConnectionString("MyTestDB")));
ここまででDB接続の下準備は終わりです。
コントローラ、ビューを編集する
ここからは各コントローラ、ビューを編集し、DBからデータを取得、表示します。
ここからは各コントローラ、ビューを編集し、DBからデータを取得、表示します。
■Controllers\HomeController.csを編集する。
ファイル冒頭に参照を追加する。
ファイル冒頭に参照を追加する。
using MyWebApp.DbContexts;_context変数の宣言をする。
また、既存のコンストラクタに引数を追加し、コンテキストを受け取るようにする。
これにより、このコントローラ内では_contextを使用してDBへアクセスできるようになる。
編集後のコードは次の様になる。
private readonly ILogger<HomeController> _logger;
private readonly MyTestDBContext _context; // 追加
public HomeController(ILogger<HomeController> logger, MyTestDBContext context /*追加*/)
{
_logger = logger;
_context = context; // 追加
}
Indexアクションを編集する。
次のコードを追加し、UserTableからデータを取得する。
var item = _context.UserTable.FirstOrDefault();
if (item != null)
{
ViewBag.mydata = item.Name;
}
■Views\Home\Index.cshtmlを編集する。
Indexアクションを次の様に書き換え、データを表示する。
Indexアクションを次の様に書き換え、データを表示する。
<h1>こんにちは@(ViewBag.mydata)さん</h1>
デバッグ実行
ブラウザでデータの取得・表示が確認できる。
参考サイト
https://docs.microsoft.com/ja-jp/ef/core/miscellaneous/cli/powershell
https://docs.microsoft.com/ja-jp/ef/core/miscellaneous/connection-strings
https://docs.microsoft.com/ja-jp/ef/core/miscellaneous/configuring-dbcontext
https://docs.microsoft.com/ja-jp/ef/core/miscellaneous/connection-strings
https://docs.microsoft.com/ja-jp/ef/core/miscellaneous/configuring-dbcontext